長期休暇前には必ず放映される
「ハリーポッターシリーズ」。
魔法界を舞台に繰り広げられる世界一有名なファンタジー。
毎年、放映前には反響を呼びますね。
ハリー、ロン、ハーマイオニーを中心に物語は展開していきますが、その中でも、エマ・ワトソン演じるハーマイオニーはヒロイン的存在。
そんなハーマイオニーですが、ネット上では
「吹き替えが下手」
と言われることがあるようです…
さて、実際はどうなのでしょうか?
ハーマイオニーの吹き替えは下手!?ネットの反応は?
まずはネット上での反応を見てみましょう。
ネット上では…
「棒読みに聞こえる。」
「素人のように感じる。」
「特にはじめのシーズンは下手。」
「少しハキハキ喋りすぎて違和感がある。」
など、やはり「下手」という声はありました。
ただ、ネット上の意見には共通していることが2つ。
【共通点1】初期シリーズを見た方の反応が多い!
シーズン1「賢者の石」
シーズン2「秘密の部屋」
に対する反応が圧倒的に多く、これらの初期作品に対する吹き替えの評価は低いです。
【共通点2】ハーマイオニーだけではない!
ネット上ではハーマイオニーの吹き替えだけでなく、主要3人を含むすべての吹き替えの評価が低いです。
ハリー・ロン・ハーマイオニー共に「素人みたい。」と言われていました。
ハーマイオニーの吹き替えは下手なのか!?動画で検証!
では、実際の吹き替えを聞いて検証をしていきましょう!
初期シリーズからの反応が多いので、今回はシーズン1の「ハリーポッターと賢者の石」の動画でハーマイオニーの声を聞いてみましょう。
さて、吹き替えはいかがでしたか?
確かに、
棒読みで
ハキハキしすぎている
印象はありますね。
強気なハーマイオニーがかなり意気がって、張り切っているような感じです。
正直、
流暢でスムーズな吹き替え
とは言い難いですね。
ただ
「下手」
というよりも
「あどけなさ」
がでているなと私は感じました。
口下手な子供が一生懸命しゃべっているような。
個人的には当時のエマ・ワトソンも幼い女の子だし、たどたどしい喋り方が子供らしくて好きですが…
ハーマイオニーの吹き替えは声優の須藤祐実!下手と言われる理由は?
ハーマイオニーの吹き替え声優は、
須藤祐実さん!!
ハリーポーター全シリーズを通して、ハーマイオニーを担当しています。
実は須藤祐実さん、6歳の頃から子役として活躍されていました。
そして、2001年ハーマイオニーの声優に抜擢!!
この時、なんと13歳!!
まだ10代だったんですね!
この作品が初めての主役級の吹き替え。
ここから声優としても飛躍していったのですね。
他の主要キャストも同様に、
ハリーは12歳の小野賢章さん
ロンは12歳の常盤祐貴さん
が吹き替えをしていました。
シリーズが始まった当初は、
みんな10代だったんですね!!
あどけなさの残る初期シリーズの吹き替え…
「下手」と言われてしまうのも、
納得です!!
そんなハリーポッターの映画シリーズは、2001年から2011年まで10年間続きます。
彼らはラストシーズンまでずっとキャラクターの声を担当していました。
シリーズを順番に見ていくと、彼らの
声も、
気迫も、
変化してくるのが分かります。
ハリーポッターシリーズは、彼ら声優の
「成長の軌跡」
でもあったんですね!
声優の須藤祐実さんはこんな方。
誕生日 | 2月3日 |
---|---|
出身地 | 神奈川県 |
出身校 | 明治学院文学部英文学科 |
芸歴 | 劇団ひまわり 〜 フリー |
資格・免許 | 漢検2級、英検準2級、TOEIC665点 |
趣味 | 海外旅行、歌唱、映画鑑賞、外国語の勉強 |
特技 | ジャズダンス、テニス、走ること、韓国語、英語 |
※青二プロダクション公式ホームページ引用
6歳の頃から声優のお仕事をしていらっしゃる須藤祐実さん。
2020年現在は、ご結婚されていて1児の母でもあります。
今までたくさんのキャラクターに声を吹き込んできました。海外映画やドラマ、アニメの吹き替えも数多くされています。
ハーマイオニーを演じた「エマ・ワトソン」の担当声優でもあり、今までエマ・ワトソンが演じた役の吹き替えを多く担当しています。
(ポーリーン・フォッシル)
◎ブリングリング(ニッキー)
その他にも、「ヒラリー・ダフ」や「ヘイデン・パネッティーア」の担当声優もされています。
ハーマイオニー以外。須藤祐実さんの声優出演作品紹介!
須藤祐実さんは、今まで多くのキャラクターの吹き替えを担当しています。
ハーマイオニーだけではないし、
もちろん、エマ・ワトソンだけでもない!
須藤祐実さんが声を吹き込む「かわいいキャラクターたち」を集めてみました。
怪盗グルーシリーズの「マーゴ」
怪盗グルーシリーズに登場する女の子、
「マーゴ」。
主人公グルーに引き取られる3人娘の1人。
長女的ポジションで、いつも冷静でしっかり者。でも、恋には少しうとい女の子。
ハーマイオニーのように強気の女の子なので、声の感じは似ていました。
また、「怪盗グルーの月泥棒」は2010年に公開された映画です。
「ハリーポッターと死の秘宝(シリーズ7)」と同時期に公開されていますので、声の感じも似ているのですね。
初めて声を聞いた時も、
「どこかで聞いた声だな…」と。
ハリーポッターシリーズを網羅した私にとって、須藤さんの声はとても親しみのある声だったので、すぐに分かりましたよ。
バグズライフのドット姫
ピクサーの「バグズライフ」に出てくる、
「ドット姫」。
アントアイランドの2番目のお姫様。とにかく、ちっちゃくて一生懸命でかわいいづくし♪
心優しい女の子で、主人公のフリックの良き理解者。
1998年にピクサーアニメーションから公開された「バグズライフ」。
ハリーポッターシリーズよりも前に公開されているので、ハーマイオニーになる前の作品になりますね。
かなり子供らしい、かわいい声でした。
小さなプリンセスソフィアシリーズの人魚「ウーナ姫」
小さなプリンセスソフィアシリーズの「にんぎょのともだち」に出てくる、
人魚「ウーナ姫」。
番外編として作成されたストーリーですが、リトルマーメイドのアリエルが出てくる作品として有名です。
主人公ソフィアがウーナ姫のために大奮闘のストーリー。
ウーナ姫の声は、優しくて可愛らしい声でした。
Gleeシリーズの「キティ」
大人気のアメリカドラマシリーズの「Glee」の、
「キティ」。
「Glee」はシーズン6まで続いた大ヒットドラマですが、シーズン4から登場する強気な女の子が「キティ」。
歌も踊りもキレキレでかっこいいけど、ちょっと意地悪…
高校の合唱部を中心に繰り広げられるミュージックコメディドラマ。
毎回幅広いジャンルから名曲をカバーしています。
歌うシーンはすべて英語なので、会話部分のみ吹き替えになっています。
この「キティ」、
はじめはかなり意地悪で嫌味な言葉が多いです。
だから、
「この声も須藤さんなんだ!」
ってかなり後から気づきました。
キャラクターによって声も自由自在なんですね!
まとめ
ネット上では確かに、
「ハーマイオニーの吹き替えは下手。」
という反応がありました。
でもそれは、
須藤祐実さんはじめ、
多くの子役の声優たちが抜擢されていたから。
少したどたどしく、あどけなさの残る吹き替え。
でもシリーズを重ねるごとに、
その声も成長!
ハリーポッターシリーズは、キャラクターと共に成長していく彼らの「声」も見どころの1つではないでしょうか。
そして2020年の今年は、
ハリーポッターシリーズ
20周年アニバーサリー!!
アニバーサリー企画の1つとして、
「ハリーポッターと賢者の石」が初の3Dでの”体験型”4D上映がされています!
20年前の思い出に浸りながら、最新の4Dを体験してみるのも良いですね。